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Sir Kay~Brother Of King~外伝 <序>

ようやく連載を開始できました! ……といってもまだ肝心の本編が始まっていませんが。
あと、月1更新になると思います。月1でもギリギリな感じですけど。
少しでも楽しんでいただけたら幸いです。

では、どうぞ。



   外伝「ルグス遠征」<序>



 王の不在によって他国からの侵略を余儀なくされていた、騎士の国『ログレス』。
 長きに渡る力なき民達の苦しみは、新しき王の誕生により解き放たれた。

 英雄王『アーサー』。

 今は亡き先代王『ユーサー・ペンドラゴン』の遺児であり、稀代の魔導士『マーリン』を後見人とし、王者の剣『エクスカリバー』に選ばれし、運命の少年。
 彼は若干15歳でありながら、その類い希なる剣技と魔術、統率力。そして持って生まれた純粋さとカリスマ性で多くの者の心を捉え、ログレスでも名高い騎士達が彼に平伏した。
 なかでも後に『円卓の騎士』と呼ばれることとなる者達の活躍は目まぐるしいもので、彼らの存在がアーサーへの民の信頼をより不動のものとしたともいえよう。

 アーサーの義兄『ケイ』もまた円卓の騎士となった内のひとりだ。

 下級騎士の家系だが騎士の鑑として誉れ高いエクター卿の息子だが、本人の評判は至って悪かった。
 剣技も魔術も人並み以下。尊大な態度に口から出るのは皮肉な言葉ばかり。その騎士としてはあるまじき立ち振る舞いに「あれではせっかくの血筋が台無しだ」とまで陰口を叩かれることも稀ではなかった。
 彼の性格の歪みの原因は、義弟であるアーサーへの嫉妬と劣等感によるものである。幼少の頃から優秀な弟と比べられ、兄としての面目を潰され続けた結果が彼に大きな闇を過返されることとなったのだ。それはたとえアーサーが自身の仕えるべき王となる存在だと分かっても消えることはなかった。
 理由は、それだけ抱える闇が大きかったから。
もうひとつは……彼の中でアーサーが何者であろうと『弟』であることに変わりはなかったからだ。
 それが奥底にある確かな愛情であることを、ケイは戦いの最中で経験した様々な出来事から気付き、人知れず劣等感を自分なりに克服していった。
 そして戦いが終わり、アーサーが正式に王として即位し、ケイは彼に使える騎士であり宰相という地位に就き、新たなログレス王国が誕生した。
 崩れてしまった政治の改革。荒れ果てた居城『キャメロット』の改築。対処しなければならないことは山ほどあったが、ログレスに生きる者達は、十五年ぶりに手にした平和を噛み締めていた。





 これから語るのは、ログレスに平和が訪れて一年後の話である……。

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[ 2007/11/17 22:01 ] オリジナル小説中編 | TB(0) | CM(0)
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2006年5月16日開設

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